いつか必ず、順番はやってくる
両親が店をやっていて、
古いタイプの人間で、めったに店を休まないので、
珍しく休む「元日」は、お袋さんが言いだしっぺで、
車で2時間かけて、母方の墓参りに行くのが習慣になっていた。
が、もういい歳だし、今年は、お袋さんは行かないつもりだったらしいのだけど、
普段、おとなしい親父さんが、なぜか「墓参りに行こう」と、強く主張。
しかも、毎年行ってないのに、今年は、初詣にも行ったとのこと。
70歳で節目だから、と、本人は言うけれど、
なにか体調の変化でもあったのかと、変に気を揉んでしまう。
そして年があけて、お袋さんは白内障の手術。
俺が子供の頃からあった、近所の和菓子屋が、突然の閉店。
親父さんと配達の時に聞いていた、「大沢悠里のゆうゆうワイド」が、4月で終了。
そろそろ順番がまわってきた、という思いが強い。
ふと、夏は、青春18きっぷで、北海道を一周してみようと思った。
たぶん、このチャンスを逃すと、10年は行けないような気がする。